【犬と賃貸暮らし:総集編②】ペット可賃貸への引越し準備
※このブログに掲載しているイラストは、すべてChatGPTで生成しています
こんにちは!すこやか管理者です。
今回は【犬と賃貸暮らし】「ペット可賃貸への引越し準備」についての総集編です。
・引っ越し前の新居準備
┗ペットの汚損破損から家を守る工夫〜前編〜
┗ペットの汚損破損から家を守る工夫〜後編〜
・ペットのいたずら対策!守備力高めな家具選び
以前紹介した上記3つの記事についてまとめます。
「そんなにいくつも記事読む時間がないよ!」「要点だけ教えてほしい」「どれから進めればいいかわからない」みたいな方はこちらからどうぞ。
それでは、ゆっくりしていってくださいね
〜登場人物紹介〜

おもちゃ遊び大好きな7歳のボーダーコリーの男の子!最近少しずつシニア感が増してきている。

少しビビりだけどおてんばガールな5歳のボーダーコリー!遊び<食べ物でたまにゆっちのおやつを盗む。

ブログ主でありゆっちとはっちの飼い主。犬飼歴は7年で普段は都内の企業で働くOL。最近プランター菜園をはじめた。
ペットの汚損破損から家を守る工夫〜前編〜

賃貸でペットをお迎えするのであれば、部屋を綺麗に保つ工夫か必須です。
賃貸は退去時に原状回復の必要があり部屋を汚したり、壊したりしてしまった場合、修繕にかかる費用を負担しなければならないためです。
原状回復は住んでいるうちに傷つけたり汚したりしてしまった部屋を契約した時の状態に戻す(修繕する)ことですので、最初に対策して汚したり傷つけないようにすれば修繕費は最小限で済むというわけです。
ちなみに「火災保険があるじゃない!」と思うかもしれませんが
ペットによる汚損・破損は日常的に起こりうる範囲の損害のため保証の範囲外になります。
それにペットによる汚損破損は入居時の契約内容にもよりますが、借主負担の割合が高くなりがち。
ということで、犬と賃貸で暮らすのであれば自己防衛は必須になります!自分の身は自分で守れるように守るべき場所を把握し、適切な対策をしていきましょう。
①階段、床にマットを敷く
フローリングを汚損・破損してしまった場合の修繕費は修繕が必要な範囲に応じて変わります。
例えば6畳の部屋を全面張り替えになった場合の修繕費の目安金額は以下の通りです。
実際には減価償却分も考慮されますので、ちょっと大袈裟な例かもしれませんがこれくらいかかる可能性があるということは頭の片隅に置いといてくださいね。
ではどれくらい汚損、破損をしてしまったら張り替えや修繕がかかるかというと、ペット関連だとこの辺りが多いのでは?と思います。
・泄物そのままにしてフローリングに染み込んで変色してしまった。
・犬の爪引っ掻いて深く抉れてしまった。
度合いにもよりますが、この辺りは張り替えもしくは修繕対象になります。
フローリングも塗装とワックスが施してあるので、多少水をこぼしたくらいでは問題ないですが、ベースとなる木材まで浸透して腐ったりカビが生えてしまうとかなり厳しいですね。
というわけで、どうやって守っていけばいいかというと床や階段には床材にあったマット敷いて傷を防御しましょう。
・床材がフローリングの場合
┗天然木や木材合板を使用した床材で、見た目や質感に高級感がある。掃除がしやすく、ダニやカビが発生しにくいが水や湿気に弱く傷がつきやすい。
対策:「クッションフロア」「ラグ・カーベット」「タイルマット」を敷く。
・床材がクッションフロアの場合
┗塩化ビニル素材でできた柔らかい床材で、クッション性があり足腰への負担が少ない。防水で水に強い反面、重い家具による凹みや傷が残りやすい。
対策:「ラグ・カーペット」「タイルマット」を敷く。
②壁に防汚、防傷シートを貼る
賃貸では壁や壁紙を傷つけたり、汚してしまった場合も修繕の対象となります。
壁紙は思った以上に傷つきやすく、日常生活の中で起こり得ることは以下のような感じかなと思います。
・犬が引っ掻いたり齧って傷ついてしまった。
・ペットのトイレ周辺の排泄物の飛び散り。
・雨の日の泥汚れが付着して傷かず汚れてしまった。
汚れについてはハウスクリーニングで専門業者が入った際に落ちれば問題ないのですが、クリーニングでも落ちない汚れだったり、壁紙が破けてしまうと修繕の必要があります。
壁紙だから大したことないだろう、は油断大敵です。修繕にかかる費用感は下記の通りです。
こちらも減価償却を考慮すると記載の金額満額支払う可能性は少ないとは思いますが、チリも積もればなんとやら。決して安くはないです。
というわけで床同様に壁に対してもできる対策はこちら。
・壁には防汚防傷シートで排泄物の飛び跳ねや爪傷、かじり傷を防御
・おすすめ → 「猫の引っ掻き傷防止シート」
・さらに強固にするには「プラ段」
※シートは必ず貼って剥がせるタイプにする

ペットの汚損破損から家を守る工夫〜後編〜

後編では前編に紹介した「犬を連れてくる前に済ませたい準備リスト」の後半部分の3項目について対策を紹介しています。
前半では賃貸の設備に対して汚損や破損を防ぐ目的が主でしたが、後半部分は飼い主が犬たちに入ってほしくない場所を作るための方法についてです。
物理的な方法がメインで記載していますが、立ち入り制限については一番重要なのは愛犬に立ち入ってはいけないということを教えることです。
家庭内で犬の立ち入りNGゾーンとOKゾーンは統一してください。
人によってOK、NGを変えてしまうと、犬たちが混乱してしまいますので注意が必要です。
上記の躾を行う前提で、躾を完了するまでのバリケードでもあり、不慮の事故を防ぐために積極的に道具を活用していきましょう。
①扉がない場所へはペットゲート設置
自宅で犬たちに自由に出入りしてほしくない代表的な場所かつ、扉で仕切られていない可能性が高い場所は以下の通りかと思います。
・キッチン(台所)
┗包丁や食器など落とすと危険なもの、犬が食べると命に関わるような食材がある。
・玄関
┗扉が開いた際に脱走する可能性がある。来客者の心理的な安全確保も。
その場合は「ペットゲート」を活用してうまく犬たちの出入りを制限しましょう。
ペットゲートは犬たちの出入りを制限できる、簡易的な柵のことです。
・突っ張り型…両端を壁に突っ張ることで固定できる。壁紙が傷つくこともあるので注意。
・置き型…置くだけで簡単に設置できる。犬の大きさによっては簡単に動かせてしまうので注意。
・固定型…ビスやネジで壁に固定する。一番ズレる心配がないが後付けは賃貸には不向き。
また、ペットゲートの高さにも注目して欲しいです。低すぎれば簡単に飛び越えられてしまいますし、高すぎれば人が出入りしづらくなってしまいます。
そこで一つの目安ですが、小型犬〜大型犬まで汎用性が高いのは大体80cmのものです。
犬種にもよりますが、どの大きさの犬でもジャンプが必要な高さで人間目線で飛び越えようとした犬を止めやすいからです。
②扉がある場所はベビーロックをつける
扉があったとしても引き戸であれば前足や鼻を使って上手に扉を開ける犬、押し戸ですらも器用に開ける子も世の中を見渡せばたくさんいます。
・書斎
┗絶対にイタズラしてほしくない仕事道具や書類、書籍、ゲームなどがある。
・物置部屋
┗犬が触ると危険なものや、イタズラしてほしくないものをしまっている場合は注意。
特に大切なものをしまい込んでいる上記のような場所にはベビーロックをつけるようにしましょう。
ベビーロックは主に戸棚や冷蔵庫を赤ちゃんが勝手に開けないようにするためのものですが犬にも応用することができます。
最近では粘着テープなどで貼って剥がせるタイプのベビーロックも販売されているので賃貸で使用する際はそちらを購入するようにしてください。
③庭に塀なし、生垣のみの場所にはネット設置
賃貸に専用庭がある場合は、塀の有無と生垣に隙間がないかをよく確認するようにしましょう。
理由は「犬の脱走防止」及び「犬の盗難防止」です。
生垣の場合はどんなに葉っぱが密集していても犬1頭が抜け出すことは造作もありませんし、外から出入りしやすい箇所がある場合は気づいた時には愛犬の姿がなかったといったケースもあります。
対策と注意点は下記の通りとなります。
・農作業用などの害獣防止ネットを張っておきましょう。
・砂利の場合は底に防草シートが張ってあるため、突き刺すタイプのフェンスを立てることはNG。
・土の場合はフェンスを設置することも可能だが、素人が設置する場合においては、ちゃんと固定できず台風などの強風で倒れたり飛ばされたりする可能性があるので注意が必要。
・庭に犬を出している間は決して目を離さない。

ペットのいたずら対策!守備力高めな家具選び

犬たちがイタズラしてしまう原因は色々ありますが、新しい家に来たばかりの犬たちが生活リズムの違いや環境変化によるストレス、欲求不満などで家具へのイタズラをしてしまうことはよくあります。
その度にイライラしてしまってはお互いにストレスになるだけ。
一番は散歩や遊びで満足してもらうことですが、お留守番中など注意することや気を逸らすことが難しい時に部屋を大改造されないように少しずつ対策していきましょう。
・木製や布製で破けたり削れたりする家具
・綿や羽毛が詰まっている布製品
・電気のコードやコンセントなどかみごたえのあるもの
・匂いのする食べ物、遊んだことのあるおもちゃが入った箱
齧りごたえがあったり、簡単に壊せるもの、犬たちにとって美味しそうなものが対象になりやすいです。
暮らしの中でそういったものを全て無くすことは難しいと思います。
できることから対策をしていきましょう!


ペット可物件への引越し準備編いかがでしたでしょうか?
ここに記載したこと以外にも良い対策方法はいっぱいあると思うので、その子その子にあった最善の方法を模索してみてください。

どれだけ準備しても、犬たちのパワーが上回ってしまうこともあるけど、事前準備をしているかしていないかで退去時の費用がかなり変わってくることもあるからそこは意識しといて欲しいな。

前回のまとめ記事に続き、今回の記事も関連記事もより読みやすく、よりみんなが楽しいドッグライフを送れるようにアップデートを続けていくでしゅよ!

それでは、今回はこの辺で。みなさん良い1日をお過ごしください!





