【犬と賃貸暮らし】ケージ・サークル・クレートの違いと活用方法

※このブログに掲載しているイラストは、すべてChatGPTで生成しています
こんにちは!すこやか管理者です。
前回の記事で犬を家に迎えるための必需品を紹介しました。
今回から準備リストに記載した様々なペットグッズの使い道と種類を紹介していきます!
「種類がいっぱいありすぎて、どれを選べば良いかわからない」「どんな時に使うものなのかそれぞれの違いが知りたい」そんな疑問の声にお答えできればいいなと思います。
ということで【犬と賃貸暮らし】第八回「ケージ・サークル・クレートの違いと活用方法」です!
筆者の使っているおすすめなものについては別のカテゴリの記事にする予定です。
それでは、ゆっくりしていってくださいね
〜登場人物紹介〜

おもちゃ遊び大好きな7歳のボーダーコリーの男の子!最近少しずつシニア感が増してきている。

少しビビりだけどおてんばガールな5歳のボーダーコリー!遊び<食べ物でたまにゆっちのおやつを盗む。

ブログ主でありゆっちとはっちの飼い主。犬飼歴は7年で普段は都内の企業で働くOL。最近プランター菜園をはじめた。
ケージ・サークル・クレートの違いは?

以前別の記事でケージ、サークル、クレートって出てきたよね?

そうだね。
少し変則的な使い方の紹介から入ってしまったけど、本来の使い方は今回紹介する方なので、しっかり違いを把握して目的にあった製品を購入しましょう!
ケージ・サークル・クレートの使い道は全て、犬の専用の空間を作るための仕切りであり部屋そのものです。
仕切られた空間は留守番中や寝ている間に犬たちが危険な目に遭うのを防いだり、叱られた時や怖い目にあった時に逃げ込む先であったり、時には誰にもちょっかいをかけられずに安心して寝られる場所です。
いわゆる「犬のためのセーフティーゾーン」です。
部屋の中を自由にさせるからいらない、なんてことはありません。
人間だって一人になりたい時はありますし、飼い主のいない広すぎる空間は犬にとっては落ち着かないものです(犬はもともと狭い洞穴を巣として生活する生き物です)。
ぜひケージ、サークル、クレートを活用して犬たちだけの空間を作ってあげてください。
早速それぞれの違いを見ていきましょう。

ケージ
・天井、床、側面全てが囲まれている箱のような構造。
・床や天井が接合されていないタイプもある(外せばサークルとして利用可能)
・脱走の可能性は低め。
・行動スペースはやや狭め。
・トイレや寝床をまとめておくとやや手狭。
(おトイレ済の画像ですみません)
サークル
・屋根と床がなく側面だけを囲う構造。
・開放的で行動スペースは広め。
・屋根がないため脱走の可能性は高め。
・トイレや寝床をおいても余裕がある。
・追加パーツで広さを調整することができる。
(左の画像はケージを分解してサークルにしています)


クレート
・犬の体にフィットする大きさの箱型の入れ物。
・持ち手やキャスターがついており犬の運搬に適している。
・トイレや犬の体より大きなベッドは入れられない。
・頑丈で脱走の可能性はかなり低い。
犬用に広いスペースを確保したい場合はサークル、逆に留守番などで必要最小限の設備だけ残しておきたい場合はケージ、運搬や安心できるマイスペースの提供にはクレートが良さそうです。

サークルやケージの中に扉なしでクレートを置いておけば、クレートにならすこともできるので、あえて広めのものを購入する選択肢もあります。

中に入れておくときはクレートの扉と、できれば蓋部分も外してあげると中に入ってくれる確率が上がるよ!
お出かけに備えてクレートにはちょっとずつ慣らしていこう!
犬の大きさに適した広さと高さを考える
ケージ、サークル、クレートには豊富なサイズの物があって、正直成長に合わせて買い換えていくのは大変ですよね。
ケージ、サークルについては大きめのものを購入しても良いのですが、クレートだけは犬の身体の大きさに合わせてアップデートしていきましょう。
安心と安全を優先するのであれば、仔犬の体重にあったクレートを用意しましょう。
(クレートは体重別にサイズが分かれています)
ケージとサークルは家に設置して持ち運ばない前提で話していきます。

持ち運べるサイズ感のケージも販売していますが、筆者は使用したことがないので良し悪しはご自身でお試しください。
ケージとサークルは高さと幅を基準に選びます。
一般的に高さは60cm〜80cmのものが多く、幅は120cm〜180cmが多いように感じます。
あくまで参考までにですが、1つの目安となるサイズ感を下記にまとめました。
▼犬の大きさ別のケージ・サークルサイズ例
犬の大きさ | 体重 | 高さ | 幅 | 備考 |
---|---|---|---|---|
小型犬 | 〜10kg | 60cm | 〜100cm | 運動神経の良い犬種は高さ80cmがおすすめ |
中型犬 | 10kg〜20kg | 80cm | 〜120cm | 運動神経の良い犬種は蓋付きがおすすめ |
大型犬 | 20kg〜 | 80cm〜 | 〜180cm | 蓋付きがおすすめ |
小型犬用、中型犬用など購入サイトや店頭に明記されている場合もあるので、そちらも参考にしてみてください。
サークルの中にクレートやトイレ、ベッド、給水機もおく場合は一回り大きいものを選んでおくと手狭になってトレイの上に給水機をつけなければ…みたいな事態が防げます笑
また、他にもケージ・サークル・クレートを選ぶ時に注意する点を以下にまとめました。
・掃除のしやすさ(床のトレーが外れる、簡単に分解・組み立てできる)
・木製パーツがあると齧られてボロボロになる。
・バネ式の鍵がついた扉は開けてしまう確率が高いので上に持ち上げるタイプの扉がおすすめ。

なかにはケージの一部を仕切ってトイレ専用空間にすることができるケージもあります。
トイレを教えるのに便利そうですが、仔犬の頃はベッドよりトイレで寝てることが多いので役に立つのは大きくなってからになりそうです。

まあ、大きくなると排泄機能が発達して人間が仕事に行って帰ってくるまでの間なら我慢できるからケージのトイレの使用頻度は減るんだけども…
ハードクレートとソフトクレートの違い
ちょっと番外編的なところですが、クレートにはハードタイプとソフトタイプがあります。
メリットデメリットと合わせて違いは以下の通りです。

ハードタイプ
・プラスチックや金属でできた硬いクレート
・頑丈で壊れにくい。
・汚れたら水で流すだけなので、メンテナンスが簡単。
・値段はお高め。
・伸縮性はないのでサイズ選びは慎重に。

ソフトタイプ
・布など柔らかい素材でできたクレート
・耐久度は低めで爪や牙で破ける。
・伸縮性があるタイプもある。
・小さく折り畳める。
・値段はお手頃なものが多い。
・汚した時に洗って乾かすのが手間。
そのほか、耐荷重に対する広さはソフトクレートの方が大きめですが、爪で引っ掻いたりすると破けたり、出入り口のファスナーを齧って使用不能になったりハードクレートに比べると壊れやすい一面もあります。
ソフトクレートのメリットは犬用ベッドが軽々入る大きめのサイズ感です。
そのため夜寝床として活用するのがおすすめです。
また、折りたたむと小さくなるので持ち運びがしやすく、旅行に行く際に持っていけばハードクレートをわざわざ車から下さなくてもソフトクレートで代用できます。
ソフトクレートのメリット多めで紹介してきましたが、車での移動用であれば圧倒的にハードクレートです。
ハードクレートは万が一事故にあった際に犬たちの体が車のあちこちにぶつかって傷ついたり、車体がひしゃげた場合に挟まってしまうことを防いでくれます。
命を守る大切な車載用クレートはハードクレート。
ゆっくりくつろぐスペースにはソフトクレート。
上手に使い分けて、ドッグライフを素敵に彩れると楽しく生活できますね。
まとめ
・犬のプライベートスペースを確保するためケージ/サークル/クレートのいずれかは必須。
・ケージ/サークルのサイズは高さと幅で決める(成犬時の大きさが基準)。
・クレートは怪我防止のため成長に合わせて購入する。
・クレートにはハードタイプとソフトタイプがある。
┗ハードタイプ…車事故などの怪我防止のため車載用がおすすめ、硬くて頑丈
┗ソフトタイプ…小さく折りたたみが可能、持ち運べる寝床として活用

犬を持ち運ぶ手段としてはペット用のバッグやスリングもありますが、災害などの実用的な観点からハードクレートにならすことは必須です。

バッグだと壊して脱走する可能性もあるし、もしお漏らししてしまっても洗えるような設備もない環境だと拭いただけである程度綺麗になるプラスチック製のハードクレートはちょうどいいんだよね。

なので、ケージもサークルもソフトクレートも犬を迎える上で必須ではないけれど、ハードクレートだけは絶対に購入して慣らしておきましょう!
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